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WebhookからApps ScriptだけでGoogleスプレッドシートに登録する

WebhookからApps ScriptだけでGoogleスプレッドシートに登録する

最近はビジネス向けにもZapierやmake、YoomなどのiPaaSサービスがたくさんあるので、クラウドサービス間のデータ連携がノーコードで簡単に実現できるようになりました。しかしGoogleスプレッドシートにデータを登録したいだけのために、有料プランを契約するのはなんだかな。無料プランだと何が起こっても文句はいえないし。というケースもあるのではないかと思います。

今回はRunbookのWebhookから、iPaasを使わずApps ScriptだけでGoogleスプレッドシートにレコードを登録してみます。

Runbook

Runbook（ランブック）はワークフローのようなマニュアルが作れるサービスです。社内向けもお客様向けも、これひとつで作れます。マニュアルが報告書になる「Runbook」

www.runbook.jp

フォームの準備

シンプルな例として、こちらを参考にRunbookでお問い合わせフォームを作成します。お問い合わせが送信されたら、内容がGoogleスプレッドシートに送信されるようにします。もちろん、各種申請や申込みなど、複雑なワークフローを利用することも可能です。

お問合せフォームを作成してみよう - Runbookマニュアル活用ブログ

社内の依頼窓口や、外部からのお問い合わせや連絡を受け付けるために、お問い合わせフォームを設置したい場面はよくあるでしょう。Runbookではマニュアルや手順書の中にフォームを埋め込むことができる...

blog.runbook.jp

お問い合わせフォームが作成できました。

フォームが作成できたら、左メニューの歯車アイコンをクリックして、ワークフローの設定画面を開きます。メニューの「アクション」から、「アクションを追加する」>「Webhookアクションを追加する」をクリックします。

画面下部に設定したプロパティ名とそのIDが表示されますので、この画面はそのまま開いておきます。

スプレッドシートを作成する

Googleドライブを開いて、スプレッドシートを新規作成します。一行目はヘッダー行として、それぞれ「登録日時」「会社名」「お名前」「メールアドレス」「お問い合わせの種類」「お問い合わせの内容」としておきましょう。厳密に同じでなくても構いません。

Cursor_と_お問い合わせサンプル_-_Google_スプレッドシート.png

Webアプリを作成する

「拡張機能」メニューから、「Apps Script」をクリックして、スクリプトエディタを開きます。

コードを次のように編集します。プロパティのIDはRunbookのWebhookの設定画面で表示されるIDに適宜変更してください。

function doPost(e) { 
  const json = e.postData.getDataAsString(); 
  const data = JSON.parse(json); 
  const createdAt = new Date(data.created_at);
  const properties = data.properties;
  const company = properties['<プロパティ「会社名」のID>'].value
  const name = properties['<プロパティ「お名前」のID>'].value
  const email = properties['<プロパティ「メールアドレス」のID>'].value
  const inquiryType = properties['<プロパティ「問い合わせ種別」のID>'].value
  const inquiryBody = properties['<プロパティ「問い合わせ内容」のID>'].value


  var ss = SpreadsheetApp.openById(SpreadsheetApp.getActiveSpreadsheet().getId()); 
  var sheet = ss.getSheetByName("シート1"); 
  sheet.appendRow([createdAt, company, name, email, inquiryType, inquiryBody]);  
}

コードが書けたら、「デプロイ」>「新しいデプロイ」をクリックします。